代引きの送り方とサービス概要
代金引換というと通販をイメージするかも知れませんが、ネットオークションで物品を送ったり、コンサートのチケットを送ったり、個人でも利用の幅は広がっています。
専用ラベルは記入するところも多く、着払いと混同してしまいがちです。まずはどのようなサービスなのか順を追って説明したいと思います。
目次
サービスの特徴
概要
代金引換とは郵便物・小包を配達する際に、代金を受取人(届け先)から預かってもらい送金してもらうオプションサービスです。
具体的なサービスの流れとしては
①五千円のTシャツをAさんに送る
②配達員が荷物を渡すのと引き換えに、Tシャツ代(五千円)をAさんから集金してもらう
③配達員の預かったTシャツ代(五千円)を差出人に送金
このように荷物の配達と合わせて、集金業務も代行してもらう感じです。
差出方法
・郵便物、ゆうメールには代金引換ラベル(一般書留にする場合はそれ専用のラベルがあります)
・ゆうパックには代金引換ゆうパックラベル
それぞれの専用ラベルを使用し書式に合わせて必要事項を記入します。なおラベルの裏側には注意事項や手数料などが記載されているので一読しておきましょう。
手続きは郵便窓口で行います。※代引きを送るには受取人の了解が必要です。
控えが渡されるのでキチンと保管しておきましょう。お問い合わせ番号から追跡確認ができます。
※事前登録なく、誰でも利用できます。
ただ差し出しの際に、本人確認資料(免許や保険証、法人の場合は印鑑証明書など)や通帳・振替口座関連資料が必要になります
送金の方法は?
受取人(届け先)から預かってもらった代金は口座に振り込まれます。振込先の口座はゆうちょ銀行だけでなく日本国内にある他の金融機関でも指定できます。
※普通為替による引換金の送金は廃止されました
送金先
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送金目安
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その他
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ゆうちょ銀行の口座 | 配達後1営業日 | 振替口座・総合口座区別なく |
他の金融機関の口座 | 配達後1営業日※1 | ※1.金融機関によって送金日数が延びる可能性有 |
送金方法
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料金(手数料)
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5万円未満
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5万円以上
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ゆうちょ銀行の口座 |
207円
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417円
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他の金融機関の口座 |
220円
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440円
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Q&A
(1)-Q:ゆうちょ以外の金融機関はどこが指定できるの?
(1)-A:全銀システムに接続している金融機関が対象です。【全銀ネットのHP】でご確認ください
銀行(都市・地方・ネット)・信金・信用組合・労金・農業協同組合など国内のほとんどの金融機関が接続しています。
なお証券会社や信販等クレジットカード会社は対象外です。
(2)-Q:送金手数料はどうみればいいの?
(2)-A:引換金額と印紙が必要な場合はそれを引いた金額が5万円以上なのか、5万円未満なのかで手数料が変わります。詳しくは次のページに載せています。
引換金額の制限は?補償は必要?
補償
代引郵便の場合、特に補償はありません。補償を付けたい場合は簡易書留or一般書留扱いにします。
代引ゆうパックの場合は30万円までの補償が付いています。セキュリティ扱いにすれば50万円までの補償が付きます
引換金額が30万を超える場合は必ず一般書留にする必要があります(ゆうパックの場合はセキュリティ扱い)
引換金額の制限
引換金額は200万円以下です。
補償
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引換金額が30万を超える場合
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代引郵便 | 普通 |
なし
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必ず一般書留扱いにすること |
簡易書留 |
5万円まで
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一般書留 |
10万円まで
(追加料金で上限500万円まで) |
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代引ゆうパック | 普通 |
30万円まで
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必ずセキュリティ扱いにすること |
セキュリティ |
50万円まで
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※引換金額によって印紙代が変わってきます
送料は誰が持つの?
着払いとは違う
代金引換と着払いはよく混同されますがその中身は似て非なるものです。
着払いは『送料』を受取人に負担してもらうサービスなので、差し出すときに送料を支払うは必要はありません。
一方の代引は集金の代行をしてもらうサービスでしかありません。差し出すときには当然、差出人が郵便窓口で送料を支払う必要があります。
先方負担にしたい場合は
受取人に送料を負担してもらうには、商品代金等の引換金額に上乗せするかたちであれば請求することができます(印紙代や送金手数料を相手持ちにしたい場合も同様)。
詳しくは次のページで説明しているのでご参照ください。
もちろん勝手に上乗せするでのはなく受取人との同意の上でするのがマナーです。
送料の算定
代引料金290円(一律)+郵便/ゆうパック料金+(書留等を付けたいときはその料金)
実際にラベルを書いてみましょう
→【次のページ】
合わせて読む
・受取拒絶-いたずらやあやしい差出人からの郵便物の受取を拒絶する-
外部リンク(日本郵便サイトリンク)