植物種子等郵便物ってどんなサービス?料金から送り方まで

植物種子等郵便物は野菜の種や果物の苗木を送るのに、通常郵便物よりも安く送れるようになっている郵便物です。
あまり馴染みのない方も多いと思いますが、農業に従事しようとすればお世話になる機会があるかもしれませんね。
誰でも利用できるのか?どのように送ればいいのか?どんなサービスなのか一緒に見ていきましょう。

 

どんなサービス?

第四種郵便物のひとつ

植物種子等郵便物は4種類ある第四種郵便物のひとつです。

第四種郵便物とは、ざっくりと説明すると”世のため人のためになるものであれば郵送料金を安くしてもらえる”郵便物のことを言います。
難しい言葉で言えば、公共の福祉の増進というやつです。

  • 通信教育用
  • 点字・特定録音物等
  • 植物種子等
  • 学術刊行物

植物種子等郵便物で言えば、苗木や種の送料が負担にならないように送料を安く設定して、農業生産の向上を図ろうとする目的があります。

そもそもの第四種郵便物は農産種苗から始まった(明治22年)サービスでもあります。

誰でも利用できる?

条件に該当すれば、誰でも利用できます※事前に事前承認が必要なものがあります。

条件以外のものを同封すると第四種では差し出せません。通常郵便物として送りましょう。

 

送る時の諸条件

サイズ・重さ

重さ1kg以下
最大サイズ長さ×幅×厚さの合計が90cm以内
一辺の最長60cm以内
最小サイズ14cm×9cm(円筒形の場合:14cm×直径3cm)

大きさの条件は通常郵便物(定形外郵便)と同じです。

送れるもの

郵便法の規定をそのまま転記すると次のようになります。

・植物種子、苗、苗木、茎若しくは根で栽植の用に供するもの
・蚕種で繁殖の用に供するもの

簡単に挙げると、栽培する野菜の種や果物の苗木なんかがそうですね。

送れないもの


ポプリ、クリスマス用のリースといったものでも、このサービスを利用できると勘違いしている人もいるみたいです。

あくまでもこの郵送サービスの趣旨に沿うような内容品が該当します。植物が使われていればOKではないのでご注意あれ。

中身の確認

第四種とするには中身が確認できる状態にしなくてはなりません(キチンと植物の種などが入っているのか確認してもらう)。

開封するか、または透明の容器や袋に入れて中が見える状態で送りましょう。

密閉で送れるもの

原則として開封が求められますが、蚕種の場合に限り密閉できます。

差出郵便局に密閉差出の承認を得て、OKが出れば郵便物の表面に「蚕種」と表示して差し出します。

 

郵送料はいくらかかる?

料金は重さで決まります。定形・定形外とは違いサイズの区分はありません。

50g以内 72円
75g以内 110円
100g以内 130円
150g以内 170円
200g以内 210円
300g以内 240円
400g以内 290円
500g以内 342円
600g以内 394円
700g以内 446円
800g以内 498円
900g以内 550円
1kg以内 602円

400gを超える1kg以内100gごとに52円ずつ加算される。

 

郵送の仕方

通常の郵便物を送るのと変わりありませんが、中身が見えるような形で送る必要があります。

  1. 包装用具に内容品を入れる
  2. あて先を記載する
  3. 切手を貼ってポストに投函or郵便窓口で引き受けてもらう

簡単な作業の流れを挙げました。

中身を封入する

中身は当然、植物の種や苗木などになるわけですがそれがキチンと入っているのか確認できる状態で差し出す必要があります。

包装用具として利用できるのが、ジュースのペットボトルや食品用ラップ、タッパーなど。いずれも透明なので中身の確認も容易です。

例えば、ペットボトルを横に切り取り、その中に苗木を入れて送る人もいます。

POINT郵便は「壊れ物」「折曲厳禁」「下積み厳禁」などの扱いがありません。通常の輸送に耐えられるだけの対策はキチンとしておきましょう

第四種郵便物も他の郵便物と一緒に送られていきます。中身、特に土や水分が飛び出してしまうとえらいことです。

自分の郵便物の保護も必要ですが、周りにある郵便物にも影響が及ばないように配慮しましょう。

あて名書き

小包のように専用ラベルはなく、直接郵便物にあて名を書きます。もちろん自作でラベルを用意して貼り付けてもOK。

表面にお届け先の住所と氏名を分りやすく記載し、自分の住所と氏名は裏面もしくは表面でも脇の方に記載します。

また、あて先の近くに第四種郵便物である表示をします。

第四種郵便物(植物種子等)』『植物種子等郵便物』『蚕種

分かりやすく見えやすいように(なるべく赤文字で)表示してください。

差し出す

発送の準備が終われば、あとは差し出すだけ。そのまま郵便ポストに投函してもOKです。

「重さが微妙・・・」
「郵便ポストに入らん!」

こんな時は迷わず郵便窓口に持って行きましょう。

 

特徴と注意点

郵送に関しては特に通常郵便物と変わりありません(単に料金が安くなるというだけです)。

  • 輸送手段の中では安価
  • 郵便受に配達(土日祝は休配)
  • 中身の補償と追跡の記録が付かない

農業振興のため料金は安価に設定されています。条件によっては、他の輸送手段(レターパックやゆうパックなど)のほうが経済的に送れることがあります。

追跡機能が組み込まれていたり壊れ物の扱いができるサービスもあるので一緒に検討してみてはいかがでしょうか?

 

オプションサービスを利用することができます。※通常郵便物に比べて利用できるオプションの組み合わせは少ない

◎急ぎの郵便物に付ける「速達」
◎補償と追跡が必要な時に使う「書留類」

状況に合わせて利用してみてください。



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