故人宛ての郵便物の配達
亡くなった人に宛てた郵便物は配達されるのでしょうか?
故人宛の郵便物はどうなるのか、家族が代わりに受け取ることはできるのかなど、知っておきたいポイントをまとめました。
目次
故人宛ての郵便物は配達される?
亡くなった方(故人)宛ての郵便物は配達されず、差出人に返送されます。
死亡した受取人に同居の家族がいても、本人がすでに居住していないと判断されれば配達は行われません。
どうして配達されないのか
郵便を使った悪用を防ぐため
郵便物が配達されなくなる理由は、郵便を使っての悪用を防ぐためです。
各種権利の不正取得やなりすましなどのリスクがあるため、防犯とトラブルを避けるため返送扱いとなるのです。
郵便局が配達停止を自動で判断するわけではない
郵便局がすべての住民の居住を把握しているわけではありません。
住民票や死亡届などの行政情報は郵便局と連動していないため、郵便物は基本的に届く設定のままです。
その後、事実が確認できた場合に配達が止まります。
故人の郵便物を受け取りたい・止めたい
■受け取りたい場合
家族や相続人であっても故人宛ての郵便物を転送・受け取ることができません。もちろん、故人の名前を書いて転居届を提出することもできません。
必要な郵便物がある場合は、差出人に連絡して受取人の名前・住所を変更してもらいましょう。
■止めたい場合
まだ故人宛ての郵便物が届く場合、担当している郵便局に申し出てください。
住んでいても配達されないことがある
郵便物の配達は、「実際にその人がそこに住んでいる」と郵便局が把握しているかどうかが重要です。それは故人に限ったことでないことはお分かりいただけると思います。
たとえば、海外から帰国したばかりの方や、転居届を出していない方宛ての郵便物は、配達されず差出人に戻ることがあります。
『宛先に住んでいるはずなの郵便物が返送された』このような事があった場合は、もしかしたら上記のような原因があるのかもしれません。
まとめ
- 故人宛ての郵便物は配達されず、差出人に返送される。
- 家族でも代わりに受け取れない。
- 受取人の居住実態が郵便局で把握できてないと配達されないことも。
よくある質問(FAQ)
Q. 同居していても配達されないのはなぜ?
A. 郵便物はあくまで「あて名の人が実際にそこに住んでいる」ことが前提です
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外部リンク-日本郵便サイト