郵便番号の正しい書き方 住所はどこまで省略可?町域って?
郵便番号は郵便物のスムーズな送達のためになくてはならないものです。
その郵便番号の基本的な情報と記載方法についてみていきましょう。
郵便番号で表される範囲
郵便番号は7桁で、町域をひとつのブロックとして設定されています。
『町域』というのは、町や字(あざ)の区域をいいます。
例えば[中央区銀座1丁目2-3]であれば[銀座]の部分です※○丁目などは除きます。
郵便区番号
郵便番号の上3桁または5桁、郵便区番号(配達局番号)といって、集配郵便局の受け持つ区域を表しています。
■3桁の郵便区番号
〒555-0025(大阪市西淀川区”姫里”)
→郵便区番号:555
→集配郵便局:西淀川局
※下4桁:町域番号
■5桁の郵便区番号
〒194-0211(東京都町田市”相原町”)
→郵便区番号:194-02
→集配郵便局:町田西局
※下2桁:町域番号
地域番号
郵便番号の上2桁は地域番号といって、各都道府県に割り振られた番号を表しています。
基本として1つの県ごとに1つの地域番号があてられますが、郵便物の量や流れなどを考慮して複数の地域番号があてられた県もあり、計100の地域に分割されています。
■「01」秋田県
■「60」~「62」京都府
郵便物の流れと郵便番号
ポストや郵便局に差出した郵便物は郵便番号で区分され、あて先に流れていきます。
[粗い区分]⇒[細かい区分]
[粗い区分]は郵便番号の上2桁(地域番号)で担当エリアか、エリア外で分けられます。
👉担当エリアであれば[細かい区分]で郵便番号の上3桁or5桁で分けられ、配達局に送られる
👉エリア外であれば、担当エリアの統括郵便局に送られる。後の流れは同じ
エリアだけを表していない場合
郵便番号というと、その住所のエリアだけを示しているように思われるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
例えば、郵便料金の支払い方法を郵便番号の下の桁を使って表している場合があります。
その郵便番号を正しい郵便番号と思って利用してしまうと、不都合が出てしまいます。必ず調べる時には郵便番号簿や日本郵便HPで調べましょう
正しい記載方法
まず大前提として郵便番号が分からなかったり、うろ覚えの場合はキチンと調べてから記入するようにしてください。
その郵便物の配達が遅れる原因にもなるので、記憶があやふやであれば記入しない方がマシです。
間違って違う配達局に行ってしまうと、本来の配達するべき局に転送するだけでも時間が掛かってしまいます。
□郵便はがきのように郵便番号枠があれば、その枠内からはみ出さないように丁寧に記入します。
□郵便番号枠がなければ、住所・氏名の上側に7桁の郵便番号を記入します。
100‐0001←上3桁と下4桁の間にハイフンを入れる
注意事項
あまり事細かく注意事項を並べるのも面倒だと思うので、重要なところだけ挙げています。
①「〒」・「〠」など付けない
〒100‐0001
〠100‐0001
②アンダーライン・枠で囲まない
100‐0001
③郵便番号の近くに「会員番号」など住所で使われる数字以外は記さない
100‐0001 987654321(○○会員番号)
要は機械で読み込むのに邪魔になる、郵便番号近くの余計な記載は勘弁、ということです。
住所の記載省略
郵便番号を正しく記載することで住所の一部を省略できます。
①:市区町村名まで省略可。町域以下は必ず記載してください
(例)
100-0013
東京都 千代田区 霞が関1丁目3-2
→100-0013 霞が関1丁目3-2
②-1:(市区町村名に続く)町域名の前に「大字」「字」がある場合、その「大字」「字」の文字まで省略可
(例)
333-0823
埼玉県 川口市 大字 石神987番地
→333-0823 石神987番地
②-2:「大字」が冠された町域名の後に「字」の文字が続く場合は、その「字」の文字は省略できない
(例)
038-3802
青森県 南津軽郡 藤崎町 大字 藤崎 字 西村井8番2
→038-3802 藤崎 字 西村井8番2
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