料金が変わる前のレターパック・郵便はがきは使える?

郵便料金は消費税の増税など、その時代に合わせて変わっていきます。

買っておいたレターパックが、使う前にその料金が上がってしまうと、そのままでは料金不足の状態なので送れません。

せっかく買っていたのに、このレターパックはもう使えない?そんなことはありません。

どうやったら送ることができるのか、見ていきましょう。

 

消費税で上がる料金


まず、これまで郵便料金がなぜ変更になったのか簡単に振り返っていこうと思います。

歴史をたどれば主に物価の変動によるところが多いですが、近年では消費税導入による影響が大きく消費税分の値上げで郵便料金は上がっています。

レターパック2種類が登場した時は、それぞれ500円と350円とパッと分かりやすい料金設定でした。

2013年そして19年に消費税が増税(5%→8%・8%→10%)されると消費税分の値上げで

レターパックプラス:500円→510円→520円
レターパックライト:350円→360円→370円

と変わっていきます。もちろん郵便はがきも切手も同様で、値上げに合わせて新料金対応のものが発行されます。

いつまで郵便ポストに投函すれば前料金で出せる?

郵便料金が値上がりした後、うっかり前の料金で差し出してしまうと不足が発生してしまいます。

ただし郵便ポストに投函する場合、値上がりした日の最初の収集までに投函された郵便物は、前の料金で差し出せるという特例があります。

例えば、4月1日に郵便料金が100円から110円に値上がりしたとします。

この場合、4月1日の最初の収集時刻までに投函された郵便物は100円で差し出せますが、それ以降に投函された郵便物は110円で差し出さなければなりません。

3月31日の最終の取集時刻から、日付変わって4月1日の最初の収集時刻までは3月31日に投函したものと“みなし”て取り扱われます。

この特例は、郵便ポストに差し出された郵便物の投函日時を正確に判別することが困難なため、利用者の利便性を考慮して設けられたものです。


対処方法

料金不足のままのレターパックを送る方法はいたって簡単。不足している料金分の切手を貼るだけです。

“510”円で買ったレターパックプラスであれば、現在の料金”520″円との差額である10円分の切手を用意すればOK。

レターパックも郵便はがきも左上に料金の印字されている部分があります。その部分の下でも横でもいいので、とにかく周辺のわかりやすいところに貼り付けてください。

宛名面が狭いと

特にはがきを送る場合はあて先の大きさに注意。

あて先を大きく記載してしまうと、表面に差額分の切手を貼るスペースが無くなってしまいます。あまり裏面に切手を貼るのは好ましくないので、貼り付けスペースのことも考えてあて先を記載してください。

表面に切手をいっぱい貼ってしまうと、どうしても見栄えが悪くなってしまいます。

 

体裁が気になるのであれば

あまり切手をごちゃごちゃ貼ってしまうと、見栄えが悪くなってしまうのは否めません。

気にならないのであれば問題ありませんが、体裁が気になるのであれば交換という手段もあります。

郵便窓口で旧料金のレターパックや切手を持ち込み、”交換手数料+差額分”を払えば、新料金のレターパックや切手に交換してくれます。

差額分の切手を貼り付けて送るよりも費用は掛かってしまいますが、見栄えを気にすることもなくなります。




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