差し出した郵便物が戻ってきた理由を調べる
送った郵便物が戻ってきてしまった。
差出側の不備か、受取側の事情か。何かしらの原因があるはずです。
理由の分からないまま再送しても、同じように返送されてしまう可能性があります。まずは原因を特定することが大切です。
※ここでは料金不足・規定違反(厚さ制限オーバーなど)による返還についてはまとめてません
なぜ戻ってきたのか調べる
主に返還される理由は4つあります。まずは戻ってきた郵便物の表面を確認してみましょう。
『あて所に尋ねあたりません(あて先に受取人が居住していない)』
『あて名不完全で配達できません(住所やあて名が違っているまたは不完全)』
『保管期間経過のため返還』
『受取りを辞退したため』
どれかのスタンプが押されています。これを確認すれば戻ってきた理由が分かります。
詳細を調べよう
「あて所に尋ねあたらず」・「あて名不完全」の表示はあるものの、記載されているのはここまでです。
具体的にどこを間違えたのか、までは個人情報の関係もあり詳しくはお知らせできないようです。
「住所はあっているはずなのに」
「以前にも同じところに送ってるのに」
そう思っても何らかの不備があるかもしれません。住所が正しくても、届けられないケースは実際にあります。
理由として考えられる点を以下に挙げるので今一度チェックしてみてください。
・相手先が転居届を出していない(あるいは転送期間が終了している)
・住所が省略されている
・住所と氏名が一致しない
・所属している会社名(団体名)抜けている
場合によっては受取人に確認することも必要になってくるかもしれません。
差出人に落ち度がなくても、受取人の都合や必要な手続きをしていたかったことが原因というケースもあります。
特に転居届絡みが多いようです。
先方が居住していことを郵便局に知らせていない
ここで注意したいのが『故人宛ての郵便物等の配達』でも説明していますが
原則として郵便物は、あて先にその受取人が居住していることが明らかでないと配達されません。
その居住情報が郵便局に伝わっていないと、返送されることがあります。
他の宅配便が届いても、郵便物だけ戻ってくる理由のひとつがここにあります。
住所氏名はきちんと記載しているか
住所の記載で省略していいのは県名であったり、郵便番号がキチンと書かれているのであれば市名まで省略できます。
そこから続く町名や番地以下があて先に届ける上で重要な情報になります。
また、会社(団体)の中にいる個人宛てに送る際に、個人名だけ記載して会社名を漏らしてしまうと戻ってくる可能性は高くなります。
ビル名とフロア階数だけでは不十分で、同じ階数に別の会社が営業していることだってあります。
郵便局側も当然ながら、あて先の従業員の名前や在籍の有無を把握するなんてことできるわけもありませんから、必ず会社(団体)名も入れるようにしましょう。
便宜的な措置
「以前は届いていたのに」そうは言っても、実は最初から間違えていた可能性も考えられます。
たとえミスがあっても、すぐに返送されるとは限りません。多少の誤りなら、可能な範囲内で届けられることもあります。
これまで便宜的に届いていた郵便物でも、状況の変化で配達できなくなることがあります。
例えば、近所に同姓同名の人が引っ越してきて、これまでの記載では配達できなくなった/地域に詳しい配達員が異動した…etc
過去に、配達について個別に相談したことで届いていた郵便物だった可能性もあります。
問い合わせる
確認したけど間違えもないし、不備も見当たらない
こういう場合は配達を担当する郵便局に問い合わせるのが一番確実です。
『あて所に尋ねあたりません』のスタンプには配達局名と配達員の名前が記されています。
※もし記されていなければ、郵便局HPから【郵便局をさがす】→【ゆうゆう窓口をさがす】→あとは郵便番号や地図で配達局を探すことができます。
問い合せを受けると、配達先の情報『転居届が出ていないか』『居住の有無』などを調べたり、担当の配達員に確認を取るため、時間が掛かってしまう場合があります。
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