書留と特定記録、簡易書留の違い
「郵便物に記録を残したい」「大事な書類だから追跡できるようにしたい」
そんな時によく利用されるが書留や特定記録です。けど似たようなサービスなので、その違いがよく分かってない。。。なんてことはありませんか?
この記事では、各オプションの違いを比較し、利用シーン別に最適なサービスを紹介します。
目次
サービス内容の違い
書留と特定記録、簡易書留の違いを簡単にみていきたいと思います。
授受の方法 |
記録の残り方 |
土日祝
配達 |
補償
|
|
特定記録 | ポスト投函 | 引受と配達まで※1 | しない | なし |
簡易書留 | 対面授受 | 引受と配達まで※1 | する | あり |
一般書留 | 対面授受 | 引受→通過局→配達 | する | あり |
※1:送達の途中で通過していく局の記録は残りません。
ex)6月4日12:00 引受 □□郵便局
6月4日15:00 通過 △△郵便局←この部分が省略される
サービスごとの詳細と使いどころ
郵便物の受け渡し方法
郵便物の届け方には主に2種類あります。
- 書留類:受取人からハンコ(サイン)をもらって手渡し配達
- 特定記録:追跡可能だが、郵便受けへの投函で配達完了
選び方のポイント:
大切な郵便物は「書留」、相手が不在がちなら「特定記録」がおすすめです。
記録の残り方
いずれも引受と配達の記録が残りますが、記録の詳細さに違いがあります。
- 一般書留:引受けから配達まで、中継局も含めすべての経由記録が残ります。配送状況を細かく確認したいときに安心です
- 簡易書留、特定記録:引受と配達のみ記録され、中継局の情報は記録されません。途中経過にこだわらないのであればこちらで十分です
土・日・祝日の配達
- 書留類:土・日曜・祝日も配達されます。急ぎや休日受け取りにも対応。
- 特定記録:普通郵便と同様に、平日のみ配達です。土日祝日には届きません。
特定記録も速達を付ければ土日祝も配達してもらえます。
補償制度の有無
配送中の紛失や事故に備えた補償にも差があります。
- 書留類:万一の際は補償があります。補償額に違いあり。
- 特定記録:補償制度はありません。
特定記録は配達方法が簡便なため、補償制度は設けられていません。
補償の手厚さで選ぶなら一般書留をおすすめします。
各サービスの料金と補足事項
特定記録
・通常郵便物に「追跡機能」を付けたオプション
◎オプション料金:210円
一般書留
・実損で10万円までの補償がある
→それ以上の補償が必要な場合は最高500万円まで申し出可能
・貴重品(金やダイヤモンドなど)はかならず一般書留で送る必要がある
◎オプション料金:480円(損害要償額10万円を超える5万円ごとに+23円加算される)
簡易書留
・一般書留の簡略版
・実損で5万円までの補償がある
→それ以上の追加補償はできない
◎オプション料金:350円
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