切手の貼る位置と貼り方 裏面に貼っても配達されるの?
郵便物に切手を貼るとき、好きな場所に貼ってしまうと機械での消印処理に支障が出ることがあります。
正しい位置に貼ることで、作業がスムーズになり、結果として配達の遅延も防ぐことができます。
この記事では、切手の正しい貼り方や、「裏面に貼っても届くのか?」といった疑問に答えます。
切手を貼る正しい位置は?
郵便物に切手を貼って差し出すと、消印が押されます。
①消印は機械で押印する場合と②局員が手で押印する場合があります。
①は主に通常定形郵便物とはがきが該当します。機械で押印するのに対応できる範囲と位置が決まっています。
また封筒やはがきに切手を貼る場所は縦長or横長で利用するかでも異なります。
②は定形外郵便物やオプションを付けた郵便物等が該当します。
縦長の郵便物の場合
左上に縦7.0×横3.5cmの範囲内に貼ります。
この範囲は機械での押印に対応したエリアです。
複数の切手を貼る場合は、縦に並べるようにしましょう。
横長の郵便物の場合
右上に縦3.5×横7.0cmの範囲内に貼ります。
複数枚なら横に並べて貼ります。
切手を貼る範囲は他の用途にも
この範囲は切手だけでなく、料金計器や別後納印を押すスペースとしても使用されます。
切手が多くなると見栄えが悪くなってしまいます。貼る枚数はなるべく少なく、バランスよく配置するようにしましょう。
切手は裏面に貼っても大丈夫?
切手は郵便物の表面に貼るのが原則です。これは切手が料金支払いの証明であり、その確認と消印処理しやすいように表面に貼ることが望ましいと言えます。
ただし、やむを得ず表面に貼れない場合は、裏面に貼っても問題ありません。
その際は、表面に下記の文言を明記してください
「切手裏面貼付」
この表示がないと、料金未納と判断される恐れがあります。
切手を貼るスペースはもちろん、郵便局で必要な表示をするスペースは確保しておきましょう。
まとめ
- 切手は縦長なら左上、横長なら右上に貼る。
- 貼る範囲は押印のために決められている。
- やむを得ず裏面に貼る場合は、表面に「切手裏面貼付」と明記。
切手の貼る位置は厳密なルールではありませんが、なるべく正しい位置に貼ることで、郵便物のスムーズな配達につながります。
よくある質問(FAQ)
Q. 「切手裏面貼付」がないとどうなる?
A. 表記がないと切手未貼付と判断され、最悪返送される可能性もあります。
Q. 切手を剥がして貼り直すと無効になりますか?
A. 剥がした時に破れていると無効とされる可能性があります。
Q. 切手は舐めて貼ってもいいの?
A. 衛生面を考えると、のりや湿らせたスポンジの使用がおすすめです。
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