丸ポスト-昔懐かしい丸型ポスト-
レトロな雰囲気で人気の高い丸型ポスト。周りの風景と共に写真を撮ってまわっている方も多くいらっしゃいます。
数が減っているのを惜しむ声も多く、周りの建物と街の景観に配慮し、保存するだけでなく新たに丸ポストを設置するところもあります。
マルポスの概要(郵便差出箱1号丸型)
不忍池のほとりにある丸ポスト
本体
・高さ:約135cm 直径40cm
-郵政省郵政研究所附属資料館の資料図録NO40『郵便ポストの移り変わりその2』より
昭和30年2月の郵政大臣官房資材部の資料を見てみると
・高さ:1348cm(てっぺんにある「盲蓋」も合わせての高さ)
まあ大体135cm前後だったようです。
上部(差出口のある部分)と下部(取出口のある部分)は別々に作られているので、設置する場所に応じて便利な方向に取り付けられるようになっています
重量・強度・色
完全重量は130kg以上(渡し金及び付属品の取付ボルト等除く)
仕上がりの強度を断面1平方ミリメートル当たり抗張力19kg以上とすること
赤色 マンセル記号9R4.5/15
-同資材部資料より
根石
根石とはポストの土台となる石のことです。当初、根石は花崗岩などの頑丈な自然石を用いることになっていましたが、昭和38年にコンクリートでもOKになりました
・高さ約20cm 直径60cm
何で丸いの?
明治期の俵谷型・中村型ポストを原型として、昭和24年から登場した郵便差出箱1号(丸型)は円筒形の最終形として角型のものが誕生するまで間、郵便のシンボルとして活躍してきました。
そもそもなぜ丸型なのかというと、角があると通行の妨げになるので、邪魔にならないように敢えてそうしたんだそうです。
郵便差出箱1号(丸型)通称“丸ポスト”は時代の流れによりその数を減らしています。
丸から角へ
長い間、郵便のシンボルとして活躍し親しまれててきた丸型ポストですが、昭和45年より新しく角型にして順次取り替えられていきました。
デザインを新しくした理由
1、丸ポストは鋳鉄製で、その鋳物業者の人手不足と生産設備の縮小により調達が困難になった
2、規格が古めかしく、近代化した建築物や街並みとの調和に欠ける
3、郵便物の収容能力と収集作業の能率アップのため
ちなみに角型の主体部は銅板製で、価格は約5万円-通信文化新報 昭和45年11/11付けより
この角型の登場により、丸型のポストは徐々に姿を消していきますが、伝統的な街並みの残るところでは角型ではなく、いまでも丸型ポストが活躍しています。
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