「様方」の意味や使い方(正しい書き方)
「様方(さまがた)」とは郵便物や宅配便を送るのに使用する宛名の表記です。
「様方」の意味や、正しい書き方、利用方法をみていきましょう!
「様方」の意味
「様方」は送付先の世帯主と受取人の名字が違うときに利用する敬称です。
“送付先の家の誰それ”
具体的にどういったケースで利用するかと言うと
- 下宿、居候している
- 同棲、同居している
- 一時的に帰省している
出産で里帰りしている女性であったり、大学進学で下宿している大学生などに郵便物を送るときに用います。
受取人はどっち?
『A様方 B様』とあれば、受取人はB様です。
※“A”という世帯主を通じて、“B”に配送物を送る👈一般的な使用例
「気付」との違い
上記のように個人宅に送る場合は「様方」を使いますが
個人宅以外の例えば会社や(一時的に)宿泊しているホテル、出張先の旅館などには「気付」を使います。
ホテルに滞在中の人に郵便物を送る場合に、「気付」を付けて『〇〇ホテル 気付 △△様』こういった風に宛名書きをします。もちろん受取人は『△△』さんです。
「様方」の書き方・表記
鈴木様方 山田太郎様
◎鈴木←世帯主の名前 ◎山田太郎←受取人の名前
世帯主の名前を先に書き、その後に受取人の名前を書きます。
相手方に送る場合は「様」「殿」などの敬称を付けますが、自分に宛てて送るには「行」を付けましょう。
差出人(寄宿などしていれば)の住所・氏名欄には佐藤方 上田次郎と書きます
縦書き
『山田太郎様(あて名)』の右の1文字分 上に『〇〇様方』と書きます。
あくまで受け取って欲しい相手は『山田太郎様』なので、『〇〇様方』は少し小さめに表記します。
横書き
『山田太郎様(あて名)』の上の1文字分 左に『〇〇様方』と書きます。
こちらも受け取って欲しい相手は『山田太郎様』なので、『〇〇様方』は少し小さめに表記します。
郵便物を送る場合のマナーではありますが、もちろん『鈴木様方 山田太郎様』と横に続けざまに書いても問題ありません。特に荷物を送るのにラベルに1段下げて書くなんて、殆どしないと思いますから。
ただ「様方」であることを判別できるように(ひとスペースを開けるなり)注意してください。
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