配達できなかった国際郵便物の主な返還理由とその英語表記
海外に郵便物を送ったのはいいものの、配達できずに返送されてくる場合があります。
返還理由は日本と同じように郵便物の表面上に表示されます。英語(またはフランス語)表記のため返還理由が分からない方のために、主な返還理由とその英語訳をまとめました。
目次
返還理由等
Unknown
・”Unknown“、”Return Unknown“、”Inconnu(フランス語)”
『あて所に尋ねあたりなし』の意味
返送理由の表記として幅広く使われます。具体的に何を指しているというものではありませんが、例えば該当の住所にあて名人が住んでいない場合に利用されます。
Refused
・”Refused“、”Refusé(フランス語)”
『受取拒絶』の意味
配達はしたものの、受取人がその郵便物の受け取りを拒否した場合に表記されます。
Refused by Customs
・”refusé par douanes(フランス語)”
『税関による拒絶』の意味
Refused entry
・”non admis(フランス語)”
『輸入不許可』の意味
Incomplete Address
・”Incomplete Address“、”Return Incomplete Address”
『あて名不完全』の意味
町名や番地が抜けていたりと、確実に配達するために必要な情報(住所もしくは名前)が不足しているときに表記されます。
Insufficient non-existent address
・”adresse insuffisante/inexistante(フランス語)”
『あて名不完全又はあて名に尋ね当たらず』の意味
上記と同じで配達に必要な情報(住所もしくは名前)が不足していたり、あて名人がその住所に住んでいない場合などに使われます。
Not claimed
・”Not claimed“、”Non réclamé(フランス語)”
『保管期限経過』の意味
不在などで郵便局に留め置いていた郵便物で、保管期限が過ぎてしまった場合に表記されます。
“Unclaimed” “Not called for”で表示されることもあります。
Gone away
・”Gone away“、”Déménage(フランス語)”
『転居先不明』の意味
あて先に該当の受取人がおらず、どこに転居したのかも不明な場合に表記されます。”Unknown”に集約されることが多いです。
“Moved”で表示されることもあります。
Deceased
・”Deceased“、”Décédé(フランス語)”
『あて名人死亡』の意味
最近はあまりこの表記は使われずに、”Unknown”に集約されることが多いです。
参考:郵便局の英語併記
郵便局の局名標識に“POST OFFICE”と入っていたり、窓口表示にも“Stmaps” “Mail”などと併記されています。
局名標識や窓口表示の内容に、英語も併記するようになったのは、1990年のことでした。
その年の9月3日(※8月との資料もあり)から都内にある5局【本所・板橋・板橋西・四谷駅前・大崎駅前】を皮切りに、全国の郵便局で実施されるようになりました。
※この年度では主に東京23区や当時の指定都市にあった普通局全局といくつかの特定局を中心に実施された
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