ゆうちょ窓口:個人向け国債の特徴や購入方法など
取り扱われている国債は、大きく分けて「個人向け国債」と「利付国債」の二種類あります。
ここでは、価格変動がなく安定性の高いことから、資産形成する上で人気の高い「個人向け国債」についてみていきたいと思います。
個人向け国債の種類と特徴
固定金利(3年、5年)と変動金利(10年)の三種類あります。
商品名でも分かる通り、利用対象者は個人のみです。
固定3年債 | 固定5年債 | 変動10年債 | |
金利種別 | 固定金利 | 固定金利 | 変動金利 |
購入単位 | 最低1万円から1万円単位 | ||
発行価格 | 額面金額100円につき100円 | ||
満期 | 3年 | 5年 | 10年 |
利子関連
利払日は年2回、半年ごとに利子が受け取れます。
・固定金利型3年と5年は、発行時に設定された利率が満期まで変わりません。
・変動金利型10年は、適用利率が半年ごとに変わります。
※利率の下限:0.05%(年率)の最低金利は保証されます。利子については課税されます。
Q、受け取る利子に税金はかかりますか?
A、個人向け国債を含む国債の利子は、受取時に20.315%分の税金が差し引かれます。−財務省HPより
非課税の扱い
障がい者や遺族年金受給者など、一定の条件を満たす方は「マル優(350万円)」および「特別マル優(350万円)」の利用が可能です。
中途換金
発行から1年以上経過で、中途換金が可能です。
発行後1年以内の中途換金は原則としてできません。ただし以下の2点であれば可能
- 保有者の死亡
- 災害救助法の適用対象の大規模な自然災害で被害を受けた
直近2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。
代金は換金請求のあった日から起算して3営業日目に入金されます。
手続き
募集期間中(年12回/毎月)にゆうちょ・貯金窓口で購入の申込みをします。
国債の購入するにはゆうちょの総合口座を開設していることが前提となります。
購入代金の支払いや利子・償還金の受け取りは指定の通常貯金でやりとりをします。
手数料
国債を購入等にかかる手数料は以下の通り
- 国債購入と同時に国債用口座を開設・・・無料
- 口座のみ開設・・・213円
- 口座の維持費・・・無料
- 記載事項証明書の請求・・・1,100円(1通につき)
特定口座で国債を取引すると確定申告を不要にできます。特定口座の開設は無料でできます。
国債の購入代金
窓口では申込みだけです。
申込み手続きの後、募集最終日の翌営業日(窓口取扱時間終了後)に通常貯金から引き落とされます。
手続きで必要なもの
初めて口座を開設する場合は、免許証など本人確認資料、総合口座通帳、届出印等が必要になります。
また、マイナンバー(個人番号)の分かる書類が必要になる場合もあります。
詳しくは↓↓ 外部リンク:ゆうちょHP
合わせて読む