ポストバス/昔は郵便物、今は旅客

郵便物の輸送・運搬の大部分は今でこそ車と航空機が使われますが、昔は鉄道での輸送が主でした。

昭和40年代に作られた郵便番号は、当時の主要郵便線路であった鉄道輸送を考慮して駅順に付けられましたし(3ケタ目が「0」以外は郵便線路の下り順で付けられた)

郵便物の区分作業用の鉄道車両も数多く作られました。
大量にかつ安全に運送できる鉄道は人だけでなく郵便物を運ぶのにも大活躍だったわけです。

世界に目を向けてみるとバスで郵便物を輸送している国があります。
ポストバスと呼ばれていて、もともと馬車で郵便物を運搬するついでに人を乗せたのが始まりのようです。

馬車からバスに変わり、いまではほとんど旅客の運搬がメインになっています。

ウィキペディアにも載っていますが、スイスやオーストリアだけでなくドイツやイギリスや北欧の国でもポストバスが存在しています。
なかでもスイスポスト(正確にはその子会社)が運営しているポストバスは年間1億人が利用するなど地元住人だけでなく観光客にもお馴染みになっています。
民間の会社と合併したり売却した国もありますが、今でも郵便事業体が運営を担っている国もあります。

ドイツポストは2013年よりADAC(ドイツ自動車連盟)と合弁(それぞれ株式を50%保有)で長距離バスの運営にあたっています。※しかしADACは昨年、事業から撤退することを発表。競合他社の大手バス会社に市場シェアを伸ばすこともできず、収益も損失が続いたためのようです。現在はそのADACが持っていた株50%はドイツポストが引き継いだようです。

バスのチケットは郵便局でも販売しているみたいですし、ドイツ旅行の際に鉄道だけでなくバスでの移動なんかもいいかもしれませんね。



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