ベルギー郵便bpostがオランダ郵便PostNL買収断念

先月の話になりますがベルギー郵便bpostによるオランダ郵便PostNLの買収交渉が破談になったというニュースが流れました。一国の郵便事業体が別の国の郵便事業体を買収しようとしている案件だっただけに注目していました。
本当であれば詳しく記事にまとめるつもりでしたが、時間もなく断念。。。いまここで簡単に掻い摘んでお話ししようと思います

事の発端は昨年の5月下旬にbpostがPostNLを買収する提案を行っていると、報じられたことから始まります。
この交渉は破談になりますが、11月に再度提案するも拒否され、先月の7日にbpostは買収に向けた交渉を断念すると発表があり幕引きとなりました。

二回目の交渉では有利な条件で買収の提案をしたみたいですが、それでも首を縦に振らすことはできなかったわけです。仮にこの買収が成功していればヨーロッパ域内では4番目に大きい郵便事業体になったはずですが、実現には至りませんでした。

オランダ側が一番にネックに感じていたのはベルギー政府の影響です。現時点でbpost株式の約51%をベルギー政府が保有しています。たとえ買収時にその持ち株の比率が減ろうとも一定数ベルギー政府が持ち続けている限り、政治的な影響が及んでしまう可能性があり、その懸念を拭うことができなかったみたいです。※ちなみにオランダ政府はPostNLの株は保有していない

今回の件に関しても言えるのは、郵便というものがまだ通信手段として重要な位置にあると認識されている結果だと思います。
ただこれからブロードバンド化等の更なる進展によって、通信としての役割が今まで以上に低下した場合に、果たして今回のような結果になるのかどうかと言われれば・・・。

郵便物の減少はどの国の郵便事業会社が抱える問題です。しかも各国で郵便物の自由化や郵便事業体の民営化など相次ぐ中、今後どうやって事業がとして成り立たせていくのか難しい課題に直面しています。
今回の買収劇は破談に終わりましたが、業界の再編として郵便事業体が別の国の郵便事業体を買収→合併なんていうことも今後十分に考えられます。

外資規制は国によって様々ですし、どこまで該当国の政府が買収絡みで干渉してくるのかは分かりませんが、上場している以上ではあってもおかしくはないと思います。



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